今日はハワイ大学のカポレイ校でゲームクリエーターの巨匠、ファイナルファンタジーの生みの親としても有名な坂口博信氏のフォーラムへ参加してきました。

開始時間は13時半からでしたが、13時と勘違いして早めに付いたのを幸いに会場内で良い席がとれると思いきや、、、30分前でも既にファンが大勢スタンバイ。やはりゲーマーのファンは凄い!坂口氏が到着して、主催者のゲームプログラミング学科の教授が挨拶をし、早速坂口氏の講演が開始しました。

坂口氏は当然、日本人なのですがアメリカのギャグやジョークを通訳の応答なしにダイレクトに会場へ返して皆さんを喜ばせていました。「プリーズ・ダウンロード・ナウ」など、、ローカルは爆笑していました。

スマホ端末での課金システム

 

私が一番、感心を持った坂口氏のお話はスマートフォン端末での課金を考慮したゲーム制作でした。ウェブ制作も2013年以降はユーザーの半数以上がスマホユーザーなサイトも珍しくなく、当ウェブスクールでも入校者が一番多いのがスマホコースなのです。坂口氏がスマホでの課金制の話をされたのは、課金制にゲームを合わせる必要が生じてきているとの事です。ファミコンやプレステーションとは異なりスマホユーザーはゲームを購入しないので、いかに無料ゲーム内で利収益を上げるかにクリエーターが左右されてしまい、80年代、90年代とは異なったゲームのフォーマットになってきていると話されていました。

創造面とビジネス面

 

映画、ゲーム、小説でもそうですがクリエイティブな想像力は利収益を求めておりません。しかし、そのクリエイティブな発想を世に広めるには貢献者、スポンサーが必要となります。当然、スポンサーしてくれた方には報酬が有るのが当然なビジネス界ですが、難しいのがここです。クリエイターがビジネス面に飲み込まれてしまわない事です。私は10年以上、ウェブ業界でデザインと制作を進めてきましたが、ビジネス面に飲み込まれなないのは非常に難しい事です。私が制作したサイトで利益を上げる為に構築したシステムやプログラムが、逆にユーザービィリティーの減少につながる事もあり、せっかくユーザーの利便性を図ったシステムも広告主によって却下となったことも有りました。

今日のフォーラムでは、坂口氏の講演を聞きチームとしてデザイナー、プログラマーとがいかに団結していくかということを学びました。又、一つのプロジェクトを進めるにあたっての指揮の高め方、自分の褒め方などについて話されていたのが励みとなりました。