日本と同様の魚市場は、かつて移民した日系人によってハワイに持ち込まれました。
ダウンダウンのほど近く、ホノルル湾ピア38にホノルル魚市場があります。日本人の私としては、ハワイでも美味しいマグロがいただけるのは、とても幸せな事の一つです。日系人の多いハワイでは、ポキをはじめお寿司やお刺 身、ステーキ等にしてマグロを食べます。さらに、全米で唯一、日本と同じ魚の競りを行っているのは、ここハワイだけです。移民の際にやはり日本人がハワイ に伝えた文化の一つとなっています。この市場は朝5時から競りが行われ、漁獲される約70%〜80%はマグロが占めています。
豊富な種類の魚が見学できます。
日本は沖合で捕獲後、船内で瞬間冷凍をしますが、ハワイの漁獲は氷で冷やしながら市場まで戻ってきます。そのため、一度も冷凍をしていないマグロならではの美味しさが楽しめます。市場では、ハワイ独特の魚も見る事ができます。Aku(鰹), Ono(鰆), Opah(Moon fish/赤マンボウ), Monchong, Mahimahi(シイラ)等が代表される魚で、見れているだけでとても楽しいです。
ハワイから本土の寿司店へ。
市場で働く人はやはりアジア系の方が多く、日系人が多くいらっしゃいます。競りの方法も日本同様、独特の口調とジェスチャーで競売にかけます。さらに、尾ひれ部分をカットして、魚の鮮度や脂ののりが一目できるように陳列されています。捕れた魚はハワイの漁港から全米へ輸送され、ニューヨークやロスアンジェルスの高級寿司店でも食べられるそうです。
見学はどなたでも出来ます。事前に問い合せ、予約をする事をオススメします。(真夏でも中は冷凍室なので、上着持参で)